◆《猫の避妊と去勢について 》


避妊・去勢を行う統計上、平均寿命が1年半~3年延びるとの報告があるそうです。(あくまで統計上のデータです) 発情のストレスはなくなり下記のようなメリットもありますが、デメリットもあります。 個体差はありますが、オス猫だけではなくメス猫も発情期にはスプレー行為をします。

手術の時期と費用

<メス猫>
時期:見解は様々ありますが、平均的には月齢6ヶ月~10ヶ月頃が良いと言われています。成猫になる前が良いでしょう。
そのころに済ませておくと将来、子宮に膿のたまる子宮蓄膿症にならず、乳がんになる可能性もほとんどないと言われています。
猫の乳腺は8割が悪性です。発情が来る前に手術をすると乳がんにはならないという説もあります。
食欲が増進するコもいるので食事の管理が必要になります。

・費用:平均30,000円~40,000円程度。(内、事前検査に5000円程)


<オス猫>
時期:体つきが成猫とほぼ同じくらいになった頃が目安でしょう。(8~10ヶ月ぐらい)
気性がおだやかになる。スプレー行為が減るまたはしなくなるといったメリットがあります。
1度スプレー行為を覚えてしまった場合、飼い主に対して、なにか訴えるときに手段として飼い主の周りでする場合があります。
スプレー行為をする前に去勢した場合は生涯しないと言われています。
エネルギーの消耗度も低下するため、去勢すると肥満になりやすいので管理が必要になります。

・費用:平均15,000円~20,000円程度。(内、事前検査に5000円程)


●手術について

愛猫が健康かどうか、手術前に一度病院で血液検査等をしてもらって下さい。
数値が高い場合は数値が下がるまで手術が出来ない場合もあります。

<メス猫>

全身麻酔の為、飼い主は事前に注意しなければいけない事があります。
手術中ネコが無意識に胃のなかの食べ物や水分を嘔吐すれば、気管や肺に入ってしまい、窒息死する恐れがあります。
なので、手術前夜から食事や水の量を控えめにして、当日は朝から絶食になります。
水は病院により対処がかわるのでご確認下さい。
手術後は絶対に安静にして下さい。また、自分で傷口を舐めないような対処が必要です(エリザベスカラーや術後服)
入院が必要な病院や日帰りができる病院があります。

<オス猫>

去勢手術とは、オスの睾丸を摘出する方法です。手術は比較的簡単で、日帰りが多いです。
手術にはメス猫同様 食事や水への注意が必要です。

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